【NPBファン向け】MLBの球場はまるでテーマパーク?各球場のユニークな特徴まとめ

最近、日本でもMLBがメディアで取り上げられることが増え、少しずつ興味を持ち始めたという方も多いのではないでしょうか。約20年間NPBを中心に野球を見てきた筆者も、アメリカの野球文化に触れ始め、MLBの楽しさに魅了されつつあります。

そんな中で特に驚いたのが「球場の個性」です。

NPBでは、ドーム球場か屋外球場か、人工芝か天然芝か…という違いが多いですが、MLBでは「テーマパークのような球場」が存在します。この記事では、そんなMLBのユニークな球場をピックアップし、初心者の方にも「球場ごとに観戦してみたくなる」視点で紹介していきます。


MLBの球場は「画一的」じゃない!

NPBの多くの球場は構造や広さにある程度の共通点がありますが、MLBは真逆。外野の広さ、フェンスの高さ、観客席の設計、球場周辺の景観まで、それぞれに個性があります。

特に「その球場ならではの仕掛けや眺望」があるのが特徴です。以下にいくつか代表的な球場を紹介していきます。


フェンウェイ・パーク(ボストン・レッドソックス)

  • 開場年:1912年(現役最古の球場)
  • 名物:グリーンモンスター(左翼の巨大な壁)

この球場を語る上で外せないのが「グリーンモンスター」。高さ11mを超える左翼フェンスは、見た目のインパクトだけでなく、戦術にも影響を与えます。ホームランになりにくい一方で、強烈な打球が跳ね返る「三塁打コース」にもなるなど、見ているだけで面白い球場です。


オラクル・パーク(サンフランシスコ・ジャイアンツ)

  • 特徴:外野スタンドの向こうに海!
  • 名物:マッコビー・コーブ

ライトスタンドの向こうはすぐに海。試合中にホームランボールが「海に飛び込む」光景が見られる、まさに唯一無二のロケーションです。実際にカヌーやSUPで待機しているファンもいるほど。海に飛び込むホームランは「スプラッシュ・ヒット」と呼ばれ、現地の名物となっています。


トゥルーイスト・パーク(アトランタ・ブレーブス)

  • 特徴:球場の外にもうひとつの街「ザ・バッテリー」がある

球場周辺には飲食店、ホテル、ライブハウス、子ども向けの遊び場まで揃っていて、野球を見ない人でも楽しめる空間になっています。日本ではまだ少ない「ボールパーク構想」を体現した球場で、野球観戦+ショッピング+食事がワンセットで楽しめるのが魅力。


T-モバイル・パーク(シアトル・マリナーズ)

  • 特徴:開閉式屋根+太平洋北西部の景色
  • 名物:ガーリックフライとクラマチャウダー

MLBでも珍しい「天候に応じて屋根をスライドさせる球場」で、快晴の日は開放的な雰囲気が最高。イチローや大谷翔平の出場で注目される球場でもあり、日本人ファンの聖地的存在ともいえます。食事のレベルも高く、観戦グルメも評判です。


クアーズ・フィールド(コロラド・ロッキーズ)

  • 特徴:標高1600mの高地にあるため、ホームランが出やすい

空気が薄いためボールがよく飛び、打撃戦になりやすいのがこの球場。スコアが乱打戦になりやすく、ホームラン好きにはたまらない球場です。また、外野の一部に「山小屋風のデザイン」が取り入れられており、自然と共存した雰囲気もあります。


メジャーの球場巡りは、観戦以上の体験になる!

MLB観戦は単なる試合観戦にとどまらず、「観光体験」や「食文化との出会い」もセットになっているのが特徴です。球場内のフードコートではご当地メニューも多く、子ども連れでも楽しめるアトラクションも豊富です。

「今日はどんな球場で、どんな野球が見られるだろう?」
そんなワクワク感を楽しめるのも、MLB観戦の魅力の一つです。


まとめ:MLBを楽しむなら“球場”にも注目!

MLBの面白さは、試合内容やスター選手だけではありません。「球場そのもの」がエンタメ施設になっているのが、NPBとの大きな違いです。

初めてのMLB観戦でも、ぜひ「どの球場で開催されているか?」に注目してみてください。その土地ならではの文化や景観、空気感まで楽しむことで、きっと野球の見方が変わってくるはずです。

これからMLBを見始める方は、推し選手だけでなく「推し球場」を見つけるのもおすすめです!


※本記事は筆者の個人調査およびMLB公式サイト・各球場の公式情報に基づいて執筆しています。

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