【MLBスーパースターの軌跡】ダルビッシュ有――日本人先発投手の頂点を極めた「リアル王道ピッチャー」の軌跡

最近、日本でもMLB(メジャーリーグベースボール)がテレビやSNS、ネットニュースなどで取り上げられることが増え、野球ファンの視野がどんどん広がっていると感じます。かく言う筆者もその一人。これまで約20年間NPB(日本プロ野球)を見続けてきましたが、メジャーの舞台で戦う日本人選手の存在に、強い興味と誇りを持つようになりました。

その中でひときわ輝きを放つ存在が、まさに“リアル王道”の投球を極めたダルビッシュ有選手です。今回は、MLBでの成績を中心にその軌跡を追い、なぜ彼が現代最高峰の先発投手として君臨したのかを紐解いていきます。


ダルビッシュ有とは?

本名:ダルビッシュ 有
生年月日:1986年8月16日、出身地:大阪府羽曳野市
投打:右投右打、身長196cm/体重99kg
主な所属:テキサス・レンジャーズ(2012–17)→ロサンゼルス・ドジャース(2017)→シカゴ・カブス(2018–20)→サンディエゴ・パドレス(2021〜)
選出:MLBオールスター5回、サイ・ヤング賞2位(2013)など


MLBデビューと秒速才能の開花(2012–13)

2012年4月9日、レンジャーズでMLBデビュー。初登板で5.2回5奪三振の好投を見せ、期待に応える姿を披露しました。
翌2013年にはメジャー2年目ながら、32先発で277奪三振、防御率2.83を記録し、サイ・ヤング賞争いにも進出する衝撃の成長を遂げました oai_citation:0‡en.wikipedia.org oai_citation:1‡baseball-reference.com


安定感と投球ノウハウの進化期(2014–17)

2014年以降も防御率3点台前半をキープし、レンジャーズのエースとして確立されます。
2017年にはドジャースへトレード移籍し、9先発で3.44の好成績。特にMLB屈指の奪三振率を維持しつつ勝利を量産しました ()。


カブスで再始動、MLB屈指の技巧派へ(2018–20)

カブス加入初年の2018年はケガに悩まされるも、翌2019年は31試合(全先発)で178.2回、229奪三振、防御率3.98と復調。
2020年は短縮シーズンながら12先発で2.01ERA/93奪三振という圧巻の実績を残しています oai_citation:2‡statmuse.com


パドレスでのフルシーズンと試練(2021–24)

2021年以降パドレスへ移籍。2022年には194.2回、197奪三振、防御率3.10と再び圧倒的パフォーマンスを披露 oai_citation:3‡baseballsavant.mlb.com
2024年は怪我で16先発にとどまるも、防御率3.31と経験値を活かしたピッチングを見せています oai_citation:4‡reuters.com


MLB通算成績と意義

MLB通算282先発で、110勝88敗、防御率3.58、奪三振2007、WHIP1.14という驚異的な記録は、日本人投手の歴史に新たなページを刻んでいます oai_citation:5‡mlb.com


シーズンごとの主要成績一覧(MLB:先発投手)

球団GGSIPW–LERASO
2012TEX2929191.116–93.90221
2013TEX3232209.213–92.83277
2014TEX2222144.110–73.06182
2016TEX1717100.17–53.41132
2017TEX2222148.06–94.01148
2017LAD9949.24–33.4461
2018CHC8840.01–34.9549
2019CHC3131178.26–83.98229
2020CHC121276.08–32.0193
2021SDP3030166.18–114.22199
2022SDP3030194.216–83.10197
2023SDP2424136.18–104.56141
2024SDP161681.27–33.3178

*データはMLB公式記録に基づく ()


まとめ:ダルビッシュがMLBで示したもの

ダルビッシュ有は、NPB時代から培った技術に加えてMLBでの挑戦により進化を続け、「試合を作る先発投手」として一流の座を築きました。異国の地で苦難と成功を重ね、日本人投手の限界を押し上げたその姿は、多くの野球ファンにとって誇りであり希望です。


あなたの「気になるMLB選手」を教えてください!

今回はダルビッシュ有についてご紹介しましたが、MLBにはまだまだ魅力的な選手がたくさんいます。もし「この選手の軌跡を知りたい」「別の選手も書いてほしい」というリクエストがあれば、ぜひコメント欄やSNSで教えてください!

MLBの奥深さを一緒に楽しんでいきましょう!

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