今回はシカゴ・カブスの若手外野手、ピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)選手をご紹介します。
攻守において高い評価を受け、今後の活躍が期待される将来有望なプレーヤー。俊足と守備力を武器に、着実にメジャーでの存在感を高めています。
出身・生い立ちとドラフト~カブス移籍の経緯
ピート・クロウ=アームストロング選手は、2002年3月25日、アメリカ・カリフォルニア州シャーマンオークス生まれ。
高校時代はロサンゼルスの名門・ハーバード=ウェストレイク校に在籍。センターとして華やかな守備力と俊足を武器に全米でも注目の選手となり、2020年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから1巡目(全体19位)で指名されプロ入り。
しかし2021年、ハビアー・バイエズを補強するトレードにより、シカゴ・カブスへ電撃移籍。このトレードは「カブス再建の成功例」と称されることになります。
ポジション・プレースタイル・基本情報
- ポジション:外野手(主にセンター)
- 身長/体重:183cm/83kg
- 投打:左打ち/左投げ
- 国籍:アメリカ合衆国
ゴールドグラブ級の守備力に加え、俊足を活かした盗塁や走塁も大きな武器。バットコントロールも成長しており、攻守走が高次元でバランスされたユーティリティ外野手です。
マイナーリーグでの実績とメジャー昇格
2022年にはA+~AAで打率.312・16本塁打・61打点・32盗塁という好成績を残し、一躍トッププロスペクトに。2023年9月にはMLB昇格を果たし、守備と走塁で存在感を示しました。
2024年~2025年の成績
2024年シーズン成績:
- 試合数:123
- 打率:.237
- 本塁打:10
- 打点:47
- 盗塁:27
- OPS:.670(出塁率.286/長打率.384)
2025年(オールスター前時点):
- 試合数:95
- 打率:.265
- 本塁打:25
- 打点:71
- 盗塁:27
- OPS:.846(出塁率.302/長打率.544)
MLB史上最速ペースで「25本塁打&25盗塁」を達成し、オールスターにも初選出。打撃面での成長が目覚ましいシーズンとなりました。
話題になった「長い背ネーム」
「CROW-ARMSTRONG」という13文字+ハイフンの長い名前は、MLBの中でも屈指の文字数。2023年のデビュー時にはユニフォームの背中に収まりきらず、湾曲したプリントが話題に。
ファンからは「長い名前の選手はスターになる説」なども飛び出し、本人も「目立つし覚えてもらえるのは嬉しい」と笑顔で語っています。
将来性と期待
- 守備と走塁はすでにMLBトップレベル
- 23歳(2025年現在)でまだまだ伸びしろ十分
- 打撃も成長中でOPS.800超えを記録
- カブスのセンターラインを担うキープレーヤー
人柄・オフフィールドの魅力
愛称は「PCA」。明るく人懐っこい性格で、ファンやチームメイトからの人気も高い選手です。SNSや地域イベントにも積極的で、ファンとの距離が近いのも魅力のひとつです。
MLB初心者が「推す理由」
- 守備や走塁のうまさが分かりやすく観戦に向く
- スター候補として成長していく姿が応援しがいあり
- 特徴的な名前で覚えやすく、話題にしやすい
- MLBのスピード感やスケールの大きさを体現する選手
まとめ
ピート・クロウ=アームストロング選手は、攻守走の三拍子がそろったカブスの未来を担う若きスター候補です。2025年には早くもMLBを代表する選手のひとりとして名前が挙がり始めています。
MLB初心者の方にとっても、彼の守備や走塁は“すごさ”が直感的に分かるため、観戦の入り口としてぴったりです。
この選手のどこが気になりましたか? 他にも気になる選手がいれば、ぜひコメントで教えてください!
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