『不思議のダンジョン 風来のシレン6』レビュー|やり込み派もカジュアル派も満足できるシリーズ最高傑作

「あの絶望感、もう一度味わいたい」——そんなゲーマーに刺さるのが、2024年に発売されたシリーズ最新作『風来のシレン6 とぐろ島探検録』です。

ローグライクRPGの金字塔とも言える「シレン」シリーズ。最新作では見た目の進化だけでなく、ゲームバランスややり込み要素、快適性の向上まで幅広くパワーアップしており、まさに「原点回帰しつつ、最先端」な仕上がりになっています。

風来のシレン6とは?

『風来のシレン6』は、倒されるとアイテムもレベルもすべて失う“死に戻り”前提のローグライクRPG。毎回異なる構造のダンジョンを攻略していくシステムはシリーズ伝統でありながら、今作では舞台を“とぐろ島”に移し、新たな仕掛けや敵、アイテムが追加されています。

難易度は相変わらず高く、「運」と「戦略」のバランスが絶妙。1つ1つの行動に意味があり、1手のミスが全滅につながるスリルが魅力です。

カジュアルプレイヤーへの救済措置も充実

高難易度がウリのシレンシリーズですが、今作では初めての人でも安心してプレイできるような配慮がいくつか盛り込まれています。

  • 初心者向けチュートリアルの充実:基本操作から敵の特徴まで丁寧に説明され、自然にシステムが身に付く構成に。
  • 「復活の草」や「予備装備」の入手がしやすい:序盤でも救済アイテムが配置され、いきなり詰むことが少ない。
  • 「救助システム」の復活:やられても、他プレイヤーに救助してもらうことで持ち物を失わずに復活可能。
  • 怪しくない店:ダンジョンで無くした強化装備は買い戻せる。

いわゆる「ぬるゲー」にはしていませんが、「学べば前に進める」という設計がしっかりされており、ローグライク初挑戦の人にも十分おすすめできます。

どんな人におすすめ?

1. 戦略重視のRPGが好きな人

FFタクティクスやファイアーエムブレムなど、緻密な計算が必要なゲームが好きな人には間違いなくハマります。

2. スリルを楽しみたい人

Apex Legendsやダークソウルのように、「失敗=死」が重くのしかかるゲームに快感を覚える人には刺さります。

3. コツコツやり込みたい人

モンハンやドラクエビルダーズのように、素材集めや周回プレイが好きな人にも向いています。

圧倒的なやり込み要素

『風来のシレン6』の魅力は、何と言ってもやり込み要素の豊富さ。

  • クリア後に解放される高難易度ダンジョン
  • アイテム収集や図鑑コンプ要素
  • キャラごとのイベント解放
  • 武器・盾の強化や合成

「クリア=終わり」ではなく、「クリア=始まり」と言えるほど、深く遊び込む設計になっています。

良かった点

  • スイッチの携帯モードでも快適に遊べる
  • オートセーブで中断&再開が簡単
  • チュートリアルが丁寧で初心者にも親切
  • 難易度は高いが“理不尽すぎない”バランス

注意点・惜しい点

  • 1つのミスが命取りになるため、高難易度だと気軽には遊びづらい

総評|“シレン”の集大成であり、未来の一歩

風来のシレン6は、「シレンらしさ」を大事にしながら、現代のプレイヤーにも楽しんでもらえるように調整された見事な一作です。

一歩一歩が緊張感に満ちたダンジョン探索、次こそはクリアしたいというリベンジ精神、そしてやり込みの深さ……。すべてが高次元でまとまっており、ローグライク好きならプレイしない手はありません。

まとめ:このゲームが向いている人

  • 失敗しても挑み続けるのが好きな人
  • ターン制バトルの奥深さを楽しみたい人
  • シリーズの原点を味わいつつ、新たな発見を求める人
  • ゲームに緊張感と成長実感を求める人

風来のシレン6は、そんなあなたにピッタリの冒険です。

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